伝統中医学鍼灸 伴はり灸院

円形脱毛症

円形脱毛症は頭髪が突然抜け落ちるもので、脱毛は1ケ所にとどまらないことが普通で一般には頭部全体に広がり、重症の場合は全身脱毛となる場合があります。

東洋医学では血が虚し毛髪を栄養出来ない「血虚」が一つの原因とされますが、長期のストレスに疲労が加わり内分泌機能や自己免疫に異常が起こり起因するとも考えられています。

鍼灸では、風池、膈愈、脾愈、足三里、三陰交などので血を補い、風邪と瘀血をとり気血の流れに重点をおきます。
脱毛箇所の所属経絡の背中のツボに鍼をし、脱毛局所は十字交叉鍼や囲い鍼をし、直接、半米粒大のお灸をすえます。
局所の灸はゴマ粒くらいですでしばらくは痕になりますが、毛髪が生えてくると毛髪は再生サイクルの早いため痕は消えていきます。

ちなみに手のひらや足の裏の灸も痕にはなりません。
このお灸はかなり熱いのですが、熱い灸はリウマチをはじめ難病にも効果をあらわします。

家庭でも育毛剤を使用して毎日2~3回、毎回10分ほどつまようじの束で脱毛部分をたたく。
食事は緑黄色野菜を中心に海藻類、豆類、果物を積極的にとり、上質なタンパク質をとるなどに注意しましょう。

食事と睡眠は特に大切です。


高血圧 アトピー性皮膚炎