伝統中医学鍼灸 伴はり灸院

不妊症に関する気になる症状

女性の月経量は年齢とともに減り、日数も少なくなります。

これは月経に関する女性ホルモンの分泌が鈍り、子宮内膜が薄くなってきていることが考えられます。妊娠を維持するためには柔らかくて厚みのある内膜が必要です。
中医学では血の不足を解消し、オ血をとり血の流れがスムーズにする治療をします。

低温期から高温期への移行がだらだらと3日以上かかるようですと、排卵障害の可能性があります。

排卵障害は中医学では腎の機能を高め、気血のめぐりをよくすることで改善できます。

高温期が8日くらいと短く、高温期と低温期の差が0.3℃未満の場合は黄体機能不全が考えられます。

黄体ホルモンを十分分泌するよう生殖力の源である腎を強化します。
逆に高温期と低温期の差が0.5℃以上あり高温期が37度を超えるような場合は陰陽のバランスがくずれていて子宮内に熱がこもり、受精しても着床しずらい状態です。
中医学では滋陰降火という潤いを与えながら熱を摂る鍼灸をします。

基礎体温が低く、低温期が35度台と体温が低すぎると血液循環が悪いことが原因です。

鍼灸院での治療とともに、自宅での施灸、食事で改善します。

病院でホルモン剤は使えないと言われた場合は、卵巣の過剰刺激による副作用や卵巣の反応が悪いためです。

年齢に余裕があれば、しばらく、鍼灸や漢方で体を立て直すことをおすすめします。

その他、色々ありますが要は詰まっているものは通りやすくし、冷えているものは温かい体質に変えたりその人のバランスをとるのが鍼灸での治療です。
今まで生きてきて得た体質をいい状態に変えるのは並大抵のことではありません。
鍼灸と、食事や運動で地道な努力が必要です。


月経周期と食事療法 月経不順