伝統中医学鍼灸 伴はり灸院

基礎体温について

基礎体温とは安静時の体温で、月経周期の前半は低く、後半は0.3℃ほど高い二相性のパターンをしめします。
体温を測ることで体調やリズムが反映されるので重要な情報源となります。

低温期と高温期の差が0.3℃以上あり、低温期から高温期への移行がスムーズで、高温期が12〜14日持続していれば、理想的な基礎体温といえます。
体温の移行がだらだらと3日以上かかるようだど、排卵に問題が考えられられ、高温期の日数が少なく体温が低めであると黄体ホルモンが十分分泌されていないことがあげられます。

また、低温期と高温期の幅が大きく、高温期が37℃を超えるような場合は子宮内に熱がこもって陰陽のバランスがくずれています。

低温期の体温は平均で36.2℃前後ですが、極端に低いと、体温を保つ気が不足して卵胞の成長や子宮内膜の肥厚に影響を与えます。
東洋医学では腎の陽気不足といいますが、腎陽虚は流産にないりやすく、産後の体調も戻りが悪くなります。

このような普段感じない体の不調を基礎体温で見つけて、対処していく方法が鍼灸治療で可能です。


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